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※画像引用元:京都教育大学

森の中を散策しながら学べる「まなびの森ミュージアム」とは?

2021-09-08

はじめに

京都伏見にある京都教育大学では、工事をきっかけに発見された貴重な資料を展示しているミュージアムがあります。

森の中にひっそりと現れる近代洋風建築の外観は、歴史と時代を感じるでしょう。

ミュージアムには、古い実験機器や楽器など貴重な資料が展示されています。

今回は、知る人ぞ知る「まなびの森ミュージアム」についてご紹介しますので、ぜひ京都伏見観光の参考にしてみてください。


まなびの森ミュージアムとは?

まなびの森ミュージアムとは、京都教育大学に設立されている教育資料館のことです。

子どもも大人も森の中を散策するように、楽しく「まなび」について知ることができる、そんな場所にしようと「まなびの森ミュージアム」と名付けられました。

まなびの森ミュージアムは、校舎の耐震改修工事の際に理化学工作室などから古い教材・教具が大量に発見されたことにより設立。

また、それらに加えて、創立以来所蔵してきた考古学上の発掘品や美術作品、楽器などを収集し、135年以上にわたる大学の歴史資料や200点以上の理化学実験器具や古代エジプトのミイラの一部、絵画、楽器などの一部を常設展示しています。


建物は旧陸軍第十九旅団司令部を改装した施設

森の中に映える赤い屋根と近代洋風な雰囲気が特徴の建物は、1897(明治30)年に建てられた陸軍第十九旅団司令部であり、その後は職員会館などに使われていました。

貴重な戦争遺跡であることから可能な限り、当時の姿に復元されたのが今の姿です。

時代の遷移とともに京都の街も変わりゆく中で、陸軍施設が置かれていた時代の建築の一つとして、当時の雰囲気をよく残している場所でもあるのです。

その後、2011年にまなびの森ミュージアムとして一般公開が開始されました。


音楽資料やミイラの一部などが常設展示されている

まなびの森ミュージアムには、明治時代の理科の授業で使用された実験器具からエジプトのミイラの一部までもが展示されています。

美術資料や明治時代に作られた足踏みオルガンなどの音楽資料、そして京都教育大学の歴史を振り返える資料などが常設展示。

併設されているシアターでは、150センチのスクリーンを用いた迫力のある映像を楽しむことが可能です。


まなびの森ミュージアムへのアクセス

まなびの森ミュージアムへのアクセスは下記の通りです。

【住所】京都市伏見区深草藤森町1番地
【交通手段】
・JR「JR藤森」駅下車、徒歩約3分
・京阪「墨染」駅下車、徒歩約7分
【開館時間】13:30~17:00
【休館日】不定期

新型コロナウイルス感染症の影響により閉館している可能性もあるため、最新情報は公式サイトからご確認をお願いいたします。


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