※画像はイメージです
伏見の浄土宗本願寺の境内に、ひっそりとあるのが日野誕生院。
親鸞聖人(しんらんしょうにん)が生まれた地として、名の知れた場所となっています。
今回は、親鸞聖人の誕生の地とされる日野誕生院を見ていきましょう。
日野誕生院は、伏見の浄土宗本願寺の境内にあります。
親鸞聖人が誕生した地として、現在も多くの方が訪れる寺院です。
境内には堂宇をはじめ、聖人童形像、歌碑、うぶ湯の井戸、えな塚があります。
比較的小さな寺院ですが、見どころが詰まっている場所とも言えます。
日野誕生院の歴史も見ていきましょう。
文政11年(1828)浄土宗本願寺の境内に1つの堂宇が建てられました。
その後、明治11年(1878)に堂宇を日野別堂と改名。
大正12年(1923)には立教開宗700年記念で改装を計画し、昭和3年(1928)5月に工事が開始され着工しました。
昭和6年3月に別堂が完成し、現在の姿となっています。
京都では、比較的新しい寺院となるでしょう。
親鸞聖人の名は、一度は聞いたことがある人も多いはず。
親鸞聖人は日本各地にゆかりの地があり、歴史をおさらいしていきたいと思います。
平安時代末期、承安3(1173)に日野有範の長男として、京都の日野の里で生まれました。
親鸞聖人が生まれてから、京都ではあまり良くないことが立て続けに起きます。
彼は、京都の平和を願い、比叡山の修行へ旅立ちました。
修行をしている途中で、些細なことで流罪となり越後へ行き、現在の茨城や長野を巡り、京都へ。
京都で生涯を終えますが、日本各地を渡り歩いた親鸞聖人には各地にゆかりの場所があります。
親鸞聖人は、日本の歴史上、知られている仏教家と言えるでしょう。
過去にも、夏目漱石や司馬遼太郎らの小説家の作品に出てくるほどです。
2023年は親鸞聖人の生誕850年であり、各地で特別展が行われています。
日野誕生院は伏見の住宅街にありますが、交通アクセスがいいのが特徴です。
アクセス方法
自動車の場合:名神高速道路京都南ICより30分程度(渋滞により、所要時間が多くかかる場合もあります)。
公共交通機関の場合:JR、京阪「六地蔵」駅または地下鉄「石田駅」より京阪バス8番、日野誕生院行き終点下車すぐ。
※ 時間帯によっては本数が少ないので事前に調べてお出かけください。
京都府知事 (2) 第13382号
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