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※画像はイメージです

京都の名水スポット豊臣秀吉が愛した名水「茶碗の子の井戸」とは?

2022-01-19

はじめに

京都の伏見は名水の地としても知られており、名水をめぐるスタンプラリーなども開催されています。そんな名水の一つである「茶碗の子の井戸」は、豊臣秀吉も愛した名水と言われています。

京都の名水の一つと言われる「茶碗の子の井戸」の湧水は、今も古井戸から湧き出る様子を見ることができます。

今回は、京都の名水スポットの一つである「茶碗の子の井戸」についてご紹介します。


豊臣秀吉が愛した名水「茶碗子の水」とは?

「茶碗の子の井戸」は、京阪本線龍谷大学前深草駅から徒歩10分の場所にあります。住宅街の一角に位置する古井戸ですが、現在も湧水する様子を見ることができます。

平成26年には町内や地域の方がによって「茶碗の子の井戸」周辺の整備が行われ、きれいな状態で現存されています。かつては豊臣秀吉もこの名水を愛したと言われる名水です。


昔は宇治川まで水を汲みに行っていた

「茶碗の子の井戸」は「茶碗子の名水」と呼ばれており、こんな言い伝えがあります。京都に住む茶人が茶の湯のために宇治川まで水を汲ませていました。ある日、使いのものが水を汲んだ帰りに井戸の近くで水をこぼしてしまい、代わりに茶碗子の水を汲んで帰りました。すると主人はいつもの水と違うことを見破り、使いのものに問い詰めました。

問い詰められた使用人は一部始終を正直に話したところ、怒られるどころか宇治川の水より良いと褒められ、遠出の必要がなくなったと言われています。また、天下人である豊臣秀吉も茶碗子の水をお茶に愛用したと言い伝えられています。


藤原俊成と大田蜀山人の歌碑が飾られている

古井戸のそばには藤原俊成と大田蜀山人の2つの句碑が並んでいます。藤原俊成は平安時代から鎌倉時代初期の歌人で、後鳥羽院や藤原義経といった新古今時代の有名な歌人の師匠にあたる人物です。藤原俊成の1188年頃の作品である「千載和歌集」の和歌が残されています。

また、大田蜀山人は江戸時代の中後期に下級武士でありながら狂歌師や戯作者、学者として人気を博したマルチな文化人です。江戸時代には大田蜀山人を中心に武士や町民などの身分を交流が活発化し、絵画や文芸が広がったと言われています。


古井戸から湧き出る水は飲用不可

現在も「茶碗の子の井戸」は水が湧き出ていますが、飲用不可となっています。古井戸のポンプを稼働させれば水が湧き出てくるので、お立ち寄りの際はポンプから組み上げてみてください。


茶碗の子の井戸へのアクセス

「茶碗の子の井戸」へのアクセスは下記の通りです。

住所:〒612-0887 京都市伏見区深草野手町27−1
駐車場:なし
アクセス:
・京阪本線/「龍谷大前深草」駅下車、徒歩6分
・JR 奈良線/「稲荷」駅下車、徒歩7分
・名神高速道路 京都南IC から約15分
・阪神高速道路京都線 上鳥羽出口から約10分

住宅街の中に位置しており専用駐車場などの情報はありません。車でお越しの際は、周辺のコインパーキングを利用されることをおすすめします。また、伏見稲荷神社にも近いので、観光の途中にお立ち寄りいただくのもおすすめです。


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