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京都伏見に「勝ち馬の神様」と呼ばれ、競馬ファンからも信仰を集める神社があります。「馬の神様」と信仰される由来は不明ですが、近隣に京都競馬場があることから馬の神として信仰されたと言われています。また、勝ち馬だけでなく、子宝や安産祈願、子孫繁栄、厄除けのご利益もあります。今回は、京都伏見にある勝ち馬の神様と呼ばれる「田中神社」の見どころをご紹介します。
伏見稲荷にも田中神社がありますが、横大路にある田中神社とは関係がありません。京都には「田中神社」が複数あるため、訪れる際には所在地には注意ください。平安時代に現在の八坂神社から「牛頭天王」を勧請し、下鳥羽田中里に鎮座していましたが、戦国時代に社殿が洪水で流され、現在の地に漂着しました。社殿が無傷の状態で漂着し、この軌跡に氏子らが驚き、神社の境内にしたと言い伝えられています。現在の本殿は1816年、拝殿は平成8年に建て直されたものです。一部の説では「飛鳥田神社」との言い伝えもありますが、根拠は不明です。
田中神社は勝ち馬の神様として競馬ファンから信仰を集めています。拝殿の左右には木造の馬の像が奉納されており、馬の神として信仰されているのが伝わります。なぜ馬の神様になったのかは不明で確かな資料などは残っていません。大正時代には田中神社の付近に京都競馬場が作られたため、現在では勝ち馬の神様として信仰されています。
勝ち馬の神様として有名ですが、厄除け開運、家内安全、安産祈願、子宝、子孫繁栄のご利益があります。また、境内には北を向いて建てられている北向虫八幡があり、平安時代に憲平親王の疳の虫が酷かったため、母である藤原安子が八幡宮に祈願したところ治ったとのこと。その後、安子の父が御所を守護するように社殿を北向きに建てたのです。北に位置する京都を守護することが目的で、北向きに建てられたと言われています。
田中神社へのアクセスは下記の通りです。
住所:京都府京都市伏見区横大路天王後51
拝観時間: 自由
駐車場:あり
アクセス:
・市バス「横大路車庫前」下車徒歩7分
・京阪宇治線「中書島駅」から徒歩22分
駅から離れた場所にありますので、市バスの利用がおすすめです。
※京都には「田中神社」の名称の神社が複数あるため、訪れる際には住所を確認ください。
京都府知事 (3) 第13382号
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