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源空寺は、京都伏見にある浄土宗の寺院です。鎌倉時代に天台宗「光堂寺」として創建されたのがはじまり。
山門には、豊臣秀吉の持念仏であった朝日大黒天などの貴重な仏像が祀られており、参拝客を出迎えます。今回は京都伏見にある源空寺の見どころをご紹介します。
源空寺は当時、木幡の里(現在の京都府宇治市炭山)にあり、蓮乗房忍空の草庵であった光堂寺がはじまりとされています。
忍空は、天台寺門宗・三井寺の公胤(こういん1145-1216)の弟子であり、当初は、法然上人の「選択集」を非難していました。
しかし、後に法然上人の徳風を仰いだことで浄土宗の教義を信じ、木幡の里に草庵を結び、
法然上人の思想の中心である専修念仏の道に進みます。
法然上人の正式僧名「源空」からその名がついた源空寺。
1195年3月、奈良大仏殿の落慶供養の導師を勤めた法然上人は、その帰途に木幡の里に迎えられ、人々を教化しました。法然上人の教えに帰依した人々は離別を惜しみ、御影を安置することを請います。
その願いに感じ入った法然上人は、御書写の法門及び法語数通をもって「張貫きの御影像」を作り、忍空上人に与えました。法然上人に深く感銘を受けた忍空上人は草庵を念仏道場と改め、御影像を安置。
法然上人の正式な僧名である法然房源空から寺名を源空寺としたのです。
源空寺の見どころ「伏見城の遺構」と言われる山門は、まるで城門のよう。一風変わった様式が楽しめます。
伏見城の廃城に伴い、移築されたもので鐘楼門を寺風に改良したようです。
その山門に入ると両脇には3体の像が......
伏見城から徳川家光が移したとされる朝日大黒天像が、反対側には愛染明王像・即一六躰地蔵尊が祀られており、間近で見学できます。
朝日大黒天像は、豊臣秀吉が伏見城に祀っていたという貴重な大黒様。天下統一の福を授けたとされています。
別名「出世大黒天」とも言われ、ご利益にあやかりたい方は必見です。
また、家内安全・交通安全や守護のご利益がある即一六躰地蔵尊も祀られています。
源空寺へのアクセスは下記の通りです。
住所:京都府京都市伏見区瀬戸物町745
連絡先:075-601-2937(住職携帯:070-5040-4524)
拝観時間:8:00~16:00
拝観料:無料
駐車場:乗用車6台
アクセス:
・京都本線「伏見桃山」駅下車 西へ徒歩約4分
・近鉄京都線「桃山御陵前」駅下車 西へ徒歩約5分
・JR奈良線「桃山」駅下車 西へ徒歩約10分
・京都市営バス「御香宮前」下車 西へ徒歩約7分
・近鉄バス「桃山」下車 西へ徒歩約7分
・京坂バス「西大手筋」下車 東へ徒歩約6分
※ご拝観の際は事前予約が必要です。新型コロナウイルス感染状況により、受け入れを停止している場合もあります。ご不明な点がございましたら、直接お問い合わせください。
京都府知事 (2) 第13382号
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