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※画像はイメージです

親鸞(しんらん)とも関わりの深い法界寺とは

2023-01-20

はじめに

京都市伏見区日野にある真言宗醍醐派の寺院、法界寺。

通称「日野薬師」とも呼ばれ、藤原氏とも関係の深い日野家の菩提寺です。

藤原北家である日野家は、浄土真宗の開祖である親鸞(しんらん)聖人を輩出した家柄としても有名。

境内では阿弥陀堂・阿弥陀如来像などの国宝の文化財も見学できます。

今回は、京都伏見にある法界寺の見どころをご紹介します。


法界寺とは?

平安時代後期の永承6年(1051年)、日野資業(ひのすけなり)が建立した薬師堂が法界寺の始まりと言われています。

法界寺があったこの地は藤原北家である日野家の所領。

日野家と言えば「大化の改新」の中心人物、藤原鎌足や日本史を彩った女達の一人、日野富子などを輩出しています。

また浄土真宗の開祖である親鸞聖人もこの日野家の直系であり、9歳になるまで日野の地で暮らしたそうです。

初代の藤原真夏がこの地に領地を賜り、その子孫である藤原家宗が嵯峨天皇の勅許状を最澄に届けた際、感謝の証として伝教大師最澄から薬師如来像を授かりました。

その後、家宗の子孫日野資業が最澄から授かった薬師如来像を納めた胎内仏を作り、この薬師堂に祀りました。


法界寺の見どころ

法界寺の見どころは国宝の阿弥陀堂・阿弥陀如来・薬師堂です。

阿弥陀堂は、平等院鳳凰堂と同時期に建築された典型的な阿弥陀堂建築物の1つ。

平安時代は末法思想に直面した時代です。末法思想から逃れ、極楽浄土を表現した阿弥陀堂が各地に建築されたのでした。

阿弥陀堂内には、国宝の阿弥陀如来坐像が鎮座。阿弥陀如来の周囲に描かれた天人壁画は日本最古の壁画であり、国の重要文化財に指定されています。

檜皮葺の屋根が美しい薬師堂は創建当初に焼失。その後、室町時代(1456年)に建築された奈良の伝燈寺本堂を明治37年(1904年)に移築し、薬師堂としたのでした。


法界寺のご利益

安産・授乳・子授等のご利益があるとされているため、特に女性からの信仰を集めている法界寺。

本尊に鎮座する薬師如来像の胎内仏が子を身籠る女性を想像させるためです。

また毎年1月14日には、法界寺裸踊りが開催されます。

裸の男性が激しくぶつかり合う祭りで、身に着けた下帯を妊婦の腹帯に使用すれば安産すると信仰されているのです。

他にも、その年の五穀豊穣・万民快楽・所願成就を祈願する修正会も行われています。


法界寺へのアクセス

法界寺へのアクセスは以下のとおりです。

住所:京都市伏見区日野西大道町19
TEL:075-571-0024
拝観時間:9:00~17:00(10月~3月は16:00まで)
休日:不定休
拝観料:大人500円、高校生400円、小中学生200円、身障者300円
駐車場:無料駐車場あり(6台駐車可)
お手洗い:あり
アクセス:
バス・地下鉄
京阪バス「石田」下車、徒歩約13分
京阪バス「日野薬師」下車すぐ
京都市営地下鉄東西線「石田」駅下車、徒歩約20分
自動車
大阪方面より京滋バイパス「宇治西IC」より20分
滋賀方面より京滋バイパス「宇治東IC」より15分

※法界寺裸踊り開催は、修正会法要結願日の1月14日の夜
※拝観の仕方
玄関の横にあるチャイムを鳴らし、拝観したい旨を伝えます。
拝観料を払うと、ご住職が阿弥陀堂内に案内してくださり、お寺の歴史や阿弥陀仏像の説明をしてくださるようです。


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