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京都市伏見区日野の山中にある方丈石(ほうじょういし)。
方丈石はかつて、鴨長明(かものちょうめい)氏が妻と住み、方丈記を執筆していた場所と言われています。
現在は方丈石として3メートル四方ほどの一枚石と石碑だけが残った状態。
しかし、この地は後に日本三大随筆と言われる、方丈記が生まれた場所です。
今回は、京都伏見の山中にある方丈石の見どころをご紹介します。
方丈石とはかつて、鴨長明が住み小庵を営んでいた処をさします。
伏見の山中にあり、歴史が好きな人には京都で一度は訪れたいスポットの一つ。
現代では、以前住んでいた家屋はありませんが、この地は歴史を感じられる不思議なパワースポットでしょう。
方丈石までは山道を20分程度の道のりを歩くので、どこか現代の暮らしで疲れた時、訪れたい歴史を感じられる名所となっています。
鴨長明は1155年に生まれ、1216年に死没。
794年から約400年続いた平安時代の中でも末期であり、変動の時代を生きたとも言えます。
賀茂神社の神事を司る禰宜(ねぎ)の次男として、随筆や和歌、琵(びわ)の演奏もでき、歴史に名を刻む芸術家。
そんな彼が日野の山中へ移り住んだのは、親族との権力争いに負けたことだとも言われています。
日野の山中で小庵を営みながら、方丈記を書く様子から、争いを避けるように日野の山奥へ住みついたのかもしれません。
方丈石には以前住んでいた小庵の名残は見当たらず、3メートル四方の石が目印です。
日野の山道からは案内図もあり、気軽に見物できます。
しかし、山中を歩くことで、彼が「何を想い、ここの場所に住む決意をしたのか」を考えさせられる名所です。
どのようにして、平安時代が終わる末期に鴨長明は生きていたのか。
方丈石は平安時代を垣間見れる伏見の観光スポットとなっています。
方丈石(鴨長明)へのアクセスは以下のとおりです。
住所:京都市伏見区日野
TEL:無し
拝観時間:自由拝観
休日:不定休
拝観料:なし
駐車場:なし
お手洗い:なし
アクセス:
バス・地下鉄
・京阪バス「石田」下車、徒歩約1時間半
・京阪バス「日野」下車、徒歩約40分
・京都市営地下鉄東西線「石田」駅下車、徒歩約1時間半
・日野野外活動施設より、山道を20分
自動車
・大阪方面より京滋バイパス「宇治西IC」より20分に徒歩20分
・滋賀方面より京滋バイパス「宇治東IC」より15分に徒歩20分
・駐車場はないため、ご自身で駐車場を探して駐車することをお願いします。
アクセスの際の注意事項
※方丈石がある場所は山中のため、日が暮れるのも早く余裕を持った訪問をおすすめします。
※アクセス経路は徒歩のみとなっていますので、履き慣れた運動靴で行くのがいいでしょう。
※山道を徒歩でのアクセスとなりますので、雨天時や雨天後は足場も悪い場合もあります。
京都府知事 (3) 第13382号
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