※画像はイメージです
皆さんは昔、JR稲荷駅を東海道線が走っていたことをご存じですか?
東海道線は、山科駅から京都駅を通り大阪駅へ行くルートです。
実は以前は稲荷駅を通り、京都駅へ向かっていました。
途中の稲荷駅にはJR稲荷駅ランプ小屋という鉄道遺構があります。
今回は、JR稲荷駅ランプ小屋をご紹介いたします。
現在のJR稲荷駅横にひっそりと佇んでいるのがJR稲荷駅ランプ小屋。
赤れんが作りの建物は日本最古の鉄道遺構とも言われ、当時のまま残っています。
建物の内部には当時の道具などが保管。
保存されている道具の中には手提げランプや信号灯といった、貴重な道具ばかりです。
昭和45年10月14日に準鉄道記念物に指定され、保存されています。
現在では、当時の貴重な資料などが展示されている鉄道資料館となっています。
京都には鉄道博物館もありますが、ランプ小屋は現存する国鉄最古のミニ博物館とも言えるでしょう。
JR稲荷駅ランプ小屋はいつから利用されているのか、東海道線の歴史と共に紐解いていきます。
まず、明治12年8月18日に、東海道線が稲荷駅経由で京都と大津駅間で開通します。
東海道線が稲荷駅を経由したことでランプ小屋の利用が開始。
そして、大正10年8月1日、京都から大津間の東山トンネル及び新逢坂山トンネルが開通し、現在のルートになります。
新線へ切り替わるったことで、稲荷駅が廃止となり、JR稲荷駅ランプ小屋の役割は終了。
今では、伏見稲荷神社の最寄駅として奈良線が稲荷駅を経由し、JR稲荷駅ランプ小屋は鉄道遺構として残されています。
稲荷駅は伏見稲荷大社があり、昔から栄えていました。
その証拠に、稲荷駅近くにあるうなぎといなりが人気の「袮ざめ家」では豊臣秀吉が休憩したという歴史があります。
東海道線が稲荷駅を通る前から営業し、稲荷は昔から人が集まる箇所というのがわかるのではないでしょうか。
JR稲荷駅ランプ小屋へ訪れた際は食べたいグルメの一つです。
今回は、JR稲荷駅ランプ小屋を紹介しました。
外部は自由に見ることができますが、内部を見る場合、問い合わせをしてから訪問するのが確実です。
【アクセス方法】
<電車>
JR奈良線「稲荷駅」横
<自家用車>
名神高速道路 京都南インターから 20分
阪神高速道路 上鳥羽出口から 10分
駐車場はないため訪れる際は近隣の有料パーキングへ駐車し訪問してください。
京都府知事 (3) 第13382号
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