伏見の神社仏閣といえば、真っ先に『伏見稲荷大社』と思いつく人が多いはず。
【伏見にある歴史を感じられるスポット!】の記事でも紹介しているように、伏見稲荷大社は伏見を代表する神社ですね。
有名観光スポットなのはもちろん、大変ご利益のある神社になります。
しかし、伏見には他にもご利益のある神社仏閣がたくさん存在します。
今回は伏見桃山駅や桃山御陵駅から歩いていける神社仏閣を紹介していきます。
京阪電車・伏見桃山駅をおりて徒歩約5分。
立派な鐘楼門が見えればそこが源空寺になります。
源空寺は浄土宗のお寺です。
本堂には浄土宗の元祖である法然上人の「円光大師座像」が祀られています。
山門では「石仏六体地蔵」「愛染明王像」「朝日大黒天像」を祀っています。
石仏六体地蔵は家内安全・交通安全。
愛染明王像は縁結び・夫婦円満のご利益があるとされています。
朝日大黒天像は別名「出世大黒天」と呼ばれており、出世を希望する男性の皆さんはしっかりと一礼しておきましょう。
また、仕事も家庭も両立したい人も、パワーをもらえるかもしれません。
女性にも男性にも嬉しいご利益ばかりですね。
境内は静かで厳格な雰囲気です。
参拝するだけで身が引き締まりますよ。
乃木神社は近鉄京都線・桃山御陵駅から徒歩約15分と少し歩きます。
明治天皇への忠義を貫いた乃木夫妻を鎮め祀る神社になります。
明治時代に名将として活躍した乃木将軍が祀られているとして、仕事運・勝負運のご利益があります。
乃木神社には「勝水」と呼ばれる御神水が湧き出しています。
勝負事にも縁起が良いとされ、遠くからこの水を求めて参拝される方もいらっしゃるとか。
この勝水が湧き出ている横には祠がありますが…この祠、ある言葉が綺麗に彫られています。
「全てに勝ちま栗」
ギャグ…?と思うかもしれませんが、ギャグではありません。
この言葉はかつて武士が出陣前に食べていた「勝粟」を由来としています。
乃木夫妻も勝栗を好んで食べていたとし、由緒正しい言葉になるのです。
ただ、乃木神社にはこの祠の他にもちょっと微笑んでしまう像があります。
それが「山城えびす神社」の拝殿隣の鯛の像があります。
この鯛には「幸せに成り」と彫られています。
「幸せに成り」鯛です。
しあわせになりたい、ですね。
勝負事になると緊張して、体に不要な力を込めてしまいがちです。
「全てに勝ちま栗」「幸せに成り」鯛、など境内のちょっとしたユーモアにくすりと微笑むと、自然と体もリラックスするのではないでしょうか。
近鉄京都線・桃山御陵駅から徒歩3分にある御香宮神社。
開運、厄除け、病気平癒などご利益があり、特に安産に関しては伏見区随一の神社と言えるでしょう。
御香宮神社の主祭神は、日本第一安産守護大神の神功皇后です。
神功皇后は妊娠中に朝鮮へ出兵し、帰国後に無事出産したことから安産の神として信仰されています。
子どもを無事出産できるようパワーを与えてくれるとして、御香宮神社には毎年多くの人が参拝しています。
また、御香宮神社には『御香水』と呼ばれる湧き水があります。
この御香水は飲むと病が治ると昔より言われています。
江戸時代の将軍家徳川の産湯としても用いられるほどご利益のあるものでした。
今では名水百選とされており、地元の人もよく水を汲みに御香宮神社を訪れているそうですよ。
京都府知事 (3) 第13382号
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