京都市伏見区にある伏見桃山御陵。明治天皇のお墓であり、京都の中でも観光客が少なく静かで神秘的な散策スポットです。
アクセスは、JR奈良線の桃山駅から約1km、近鉄の桃山御陵駅、京阪の伏見桃山駅から約1.5km、この3つの駅が最寄りになります。
あたり一帯は宮内庁の管轄で厳かに整備されており、警備員も参拝料もかかりません。陵まで続く杉並木と神秘的な空気でリフレッシュにおすすめです。
今回は、伏見桃山陵の参拝・散策コースについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1912年(明治45年)明治天皇は東京の明治宮殿で崩御。その後大葬儀が執り行なわれた後に、伏見区にある桃山に埋葬されました。
陵の敷地である桃山は、豊臣秀吉が築いた桃山城の本丸跡地であり、明治天皇の遺言によって墓所として営まれたという背景があります。
陵の形は上円下方墳で、下段の方形壇の一辺は約60m、上段の円丘部の高さや約6.3mであり、表面には小さなさざれ石が葺かれています。
2019年11月28日に天皇皇后両陛下が伏見桃山陵を参拝され、即位の礼と大嘗祭(だいじょうさい)を終えたことを報告する「親謁(しんえつ)の儀」に臨まれたことでも話題になりました。
伏見桃山陵に天皇陛下が親謁の儀で参拝されるのは、上皇様が参拝された1990年以来です。御陵の参道沿いには、天皇皇后両陛下をひと目見ようと、大勢の市民が詰め掛け、御料車に向けて手を振る姿が見られました。
そんな神聖な桃山御陵ですが、入り口から陵までの参道は約800mほどの道のり。一歩踏み入れると並木道と自然が広がり、街中の騒動とはほど遠い空間になります。
陵は一般道から近い場所にあるのですが、中に足を踏み入れると鳥のさえずりが響き渡り、神秘的な雰囲気を味わうことができます。
宮内庁の管理地ということもあり、管理が隅々まで行き届き、かつ人も少ないので自然を味わいながら散歩するにはピッタリの場所です。
杉並木通りの玉砂利を歩きながら参道を進むと、230段の石段が見えてきます。これを登った先に明治天皇御陵があります。東には皇后である明憲皇太后の伏見桃山東陵が隣接しています。
したから見上げた階段は、段数が多いので気が引けますが、階段上からの景色は絶景です。意外に登り切ることができるので、運動不足解消にもおすすめ!階段上からは、伏見区内や宇治方面の景色が見渡せます。
階段が登れない方に向けた迂回路(坂道)からも御陵にたどり着くことができます。
京都市伏見区にある桃山御陵は、京都の中でも観光客が少なく、静かでゆっくりとした時間を楽しめるスポットです。
杉並木の参道は神秘的でマイナスイオンを全身で浴びながら、リフレッシュにも繋がりますよ!
駅から少し距離がありますが、散歩がてらに散策するのもおすすめです。
京都府知事 (3) 第13382号
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