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伏見を船でのんびり巡る「伏見十石舟」の見どころ

2020-10-14

はじめに

伏見の観光スポットとしても有名な「伏見十石舟」。江戸時代に酒や米、旅客を運ぶのに使われていた船です。

伏見の酒蔵風景を水上からゆったりと満喫することができるだけでなく、伏見の歴史を肌で感じられます。家族でも楽しめる観光スポットなので、伏見に訪れた際はぜひお立ち寄りください。

今回は、京都伏見の観光スポットの一つである「伏見十石舟」についてご紹介します。


伏見十石舟とは?

伏見十石舟とは、伏見観光教会が運行する遊覧船であり、濠川に架かる弁天橋のたもとから発着します。十石舟の他に船体が大きい三十石舟も運行されています。

十石舟や三十石舟は江戸時代に伏見から酒や米、旅客などを大阪と行き来させるための輸送船としての役割がありました。江戸時代から明治時代末期まで続いていました。

その後、1998年に55法人の出資により、かつての輸送船から遊覧船としての運行を開始して十石舟が復活。2016年に運営が伏見観光協会に移管され現在に至ります。


伏見十石舟の見どころ

十石舟は一般観光用で定員15名で月桂冠大倉記念館の裏南川の宇治川系統に架かる弁天橋のそばにある乗船場から発着します。

一方、三十石舟は団体用で定員30名で寺田屋に近い寺田屋浜の乗船場を発着します。三十石船は船内が広く、靴を脱いでゆったり過ごすことができます。

伏見の酒蔵の街並みはもちろん、年中行事も楽しめることが特徴です。4月初めには宇治川派流の京橋〜であい橋の間の川沿いで桜祭りが開催されます。

先着で伏見の清酒も振る舞われるので京都観光にピッタリ。また8月には、伏見万灯流しが行われ、幻想的な雰囲気を味わうことができます。

桜並木や紫陽花など季節によって違った景色が楽しめるでしょう。


伏見十石舟で巡る伏見ルート

伏見十石舟のルートは、「月桂冠大倉記念館裏の発船場→三栖閘門下船(見学)→乗船→乗船場 着」になります。往復約50分の船旅が楽しめます。

月桂冠大蔵記念館を見学して試飲をしてから十石舟を楽しむのもおすすめです。

三十石舟のルートは、「寺田屋浜乗船場 発→三栖閘門下船(見学)→乗船→寺田屋浜乗船場 着」になります。往復約40分の船旅が楽しめます。

こちらは寺田屋から発着なので、坂本龍馬にゆかりのある寺田屋を見学してから舟に乗ると坂本龍馬気分を味わえます。


伏見十石舟の基本情報

十石舟の運行期間は、2020年6月20日(土)〜12月6日(日)ですが、毎週月曜日は運休日です。料金は大人1,200円(中学生以上)、小人600円(小学生以下)。

三十石舟の運行期間は限定されているので、伏見観光協会のページで確認されることをおすすめします。


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