新聞やニュースで目にする機会が増えた「ICT」という言葉。
これは情報通信技術の略であり、私たちが何気なく使ってるSNSやインターネット検索もICTの発展によるものです。
そんな便利なICTの技術を活用して、遠方から家族の安否を確認できるサービスを提供している企業も増えています。
今回は、遠方から家族を見守れるICTを活用した生活についてご紹介します。
ICTとは、情報通信技術のことであり、パソコンだけでなくスマートフォンなど様々なコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称のことです。
「IT」は耳にする機会も多いですが、ITは情報技術のことをさし、ICTはITにコミュニっケーションの要素を含めたものになります。
単なる情報処理だけではなく、ネットワーク通信を利用した情報の知識の共有などを重要視したものです。
ICTを活用することで、日常生活を便利にするだけでなく、遠方の家族を見守ることができるなど、様々なサービスを利用することができます。
現在、総務省の統計によると65歳以上の男性の8人に1人、65歳以上の5人に1人が1人暮らしをしています。
老人ホームなどに入所する高齢者の数も増えていますが、一人暮らしの割合も増加しているのが現状です。
単独世代が多い地域としては、東京都以外に高知県や鹿児島、大阪府、愛媛県など人口が多い都心部に限らず、地方エリアとの差がないことが特徴。
核家族化と少子化の進行により、遠方で1人で生活をしている高齢者を抱える家族も少なくありません。
大きな社会問題になっている高齢者の一人暮らしですが、ICTを活用することで、相手の生活を見える化することが可能になります。
高齢者見守りサービスの一つとして提供されている「goo of thingsでんきゅう」は、電球を家の中に設置するだけで、離れて暮らす身内の安否確認ができるものです。
従来のサービスは機器の導入や設置に手間がかかり、導入へのハードルが高いと感じる人もいました。
しかし、電球1つ設置するだけで、電源のON/OFFのスイッチ操作の情報がクラウドで共有される仕組み。
遠方に住む家族はアプリで点灯の通知を受け取ることができます。
また、長時間点灯や無点灯が続いた場合は、アプリからプッシュ通知が届くので、連絡を取ったりすることで異常の早期発見につながるでしょう。
電気の点灯だけで安否確認ができれば、高齢者にとってもストレスが少なく生活できそうです。
今回は、ICTを活用した生活についてご紹介しました。
高齢者の1人暮らしは増加傾向にあり、介護サービスの人手不足や孤独死などが社会問題になっています。
ICTなどのサービスを活用することで、見守る方も見守られる方もストレスフリーな生活を送ることができるでしょう。
京都府知事 (3) 第13382号
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