多くの方が観光に訪れる京都ですが、メジャーな観光地だけでなく、知る人ぞ知る秘境のパワースポットも点在しています。
伏見の街から15分ほどの山にある「大岩神社」は、鳥居に見えない謎の建造物やミステリアスな雰囲気の神社です。
現在は、台風や経年劣化により荒廃が進んでおり、立ち入りが禁止されている場所もあります。
今回は、そんな秘境のパワースポットである「大岩神社」の魅力についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
大岩神社は伏見から近く、京阪電鉄京阪本線藤森駅から徒歩15分程度の場所にあります。
かつては胸から上の病気や結核治癒、心の病気などの信仰を集め、特に致死率の高い結核感染者の参拝が多かったとのことです。
治癒するとお礼の小絵馬を社殿に奉納していました。
創建や変遷などの詳細については、残されておらず不明とされており、安土桃山から江戸時代にかけて創祀されたと言われています。
大岩神社はミステリアスな雰囲気などと表現されることが多いですが、その理由の一つが「独特なデザインをした鳥居」にあります。
鳥居といえば赤いものをイメージされる方も多いでしょう。
しかし、大岩神社の鳥居は様々な模様が彫り込まれたデザインであり、「鳥居っぽさがない」という部分もミステリアスさを強調しています。
この特徴的な鳥居は、近代日本画家の堂本印象が寄進したものです。
1962年に奉納されていることから約60年近く経つこと分かります。
大岩神社から少し歩いたところには展望台があり、京都市街地を一望することができます。
晴れて天気が良い日には京都市内だけでなく、大阪まで見渡すことができる絶景スポット。
大岩神社は知る人ぞ知る秘境のパワースポットなので、人が少ない場所で自然を感じたい方にもおすすめです。
ただし、境内は荒廃が進んでおり、立ち入り禁止の場所もあるため注意が必要です。
また、山道を通るため安全のためにも滑りにくい運動靴など準備をしてから訪れることをおすすめします。
大岩神社は、徒歩、バス、車でのアクセスが可能です。
【住所】:京都府京都市伏見区深草向ケ原町89-2
【交通手段】
・京阪バス「深草馬谷町」バス停下車、参道入口まで徒歩約5分
・京阪電鉄京阪本線藤森駅 徒歩15分
・車の場合は自動車道参道よりアクセス可能
定休日や参拝時間などはなく、無人の神社となっています。
台風など災害のダメージにより荒廃が進んでいるため、雨の日や地盤が緩んでいるときの参拝は避けた方が良いでしょう。
京都府知事 (3) 第13382号
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